僕たちの世界に溢れる物語について

物語を、小説に映画、アニメーション、ドラマやゲームなど縦横無尽に、僕の独断と偏見でそして自由に奔放に

なぜ今物語なのか

物語。その言葉のもつ響きににいつの頃から、強く惹かれていました。物語が好きなんだ、そう言うとある種の幼い印象をもたれてしまうことがあるかもしれない。アニメや絵本に見られるように、物語とは空想物であり想像上のものであり、子供たちが「子供たち」の期間に楽しむものだと言う認識は多くの人が抱いているでしょう。しかし、『君の名は』と言うアニメーション映画を見に、大人たちがこぞって映画館に押し寄せ、ドラゴンクエスト11を多くの大人たちが購入し、楽しんでいるように、昨今の「物語」と言うのは、子供たちが想像力を鍛えるためのものであると同等に、いや以上に、「大人たちに何かを与える、影響をもたらすもの」という側面が強いように感じます。そして、合理性が重視され、資本主義なるものが強く僕たちの周りを覆っている現代においてなお、多くの人がそんな絵空事で空想上のものでしかない物語を享受している状況にある種の不思議さを覚えます。

このブログではそんな、今まであった物語を、そしてこれから生まれてくる物語を現代の私たちの姿と関連ずけて語ることができればと思っています。映画に小説、アニメにドラマやゲームまで、いわゆるフィクションと呼ばれるものを考察して、そんな物語たちがくれる、希望や絶望を勇気や悲しみを読者と考えていきたいと思います。